世界自閉症啓蒙デー
4月2日は自閉症をはじめとする発達障害について啓蒙する日となっているらしい。
国連総会とやらで平成19年に定められたとのこと。
そんな日があることを駅の横断幕で初めて知った。
自分が子供の頃、親の仕事が小学校の養護教諭だったから自閉症の子供の話をよく聞いていたはずだけど、症状にどういった特徴があるかなどはいまいち分かっていなかった。
この機会に調べてみようと思う。
これを読んでいる方にも、世界的に啓蒙する日という機会なのでぜひ啓蒙されてほしい。
自閉スペクトラム症(ASD)とは?
まず自閉症とはなにかという点。
対人関係が苦手で、こだわりが強いという特徴がある。
ちょっと前まではアスペルガー症候群とか特定できない広汎発達障害とか言われていたけど、特徴にも人によって幅があるため自閉スペクトラム症(ASD)という名前で呼ばれれるようになった。
自閉症の特徴により、周囲に理解されづらかったり、一生懸命やったのに失敗を繰り返してしまったりすることでストレスが溜まりやすく、二次的な問題を抱えてしまうケースも多い。
身体的問題であれば、頭痛・腹痛・食欲不振・チックなど。
精神的問題であれば、不安・うつ・緊張・興奮しやすいなど。
※チック:思いがけず起こる素早い身体の動きや声のこと
発達障害への考え方
そもそも発達障害は病気というよりも、個人の特性であると考えたほうがよい。
原因などは分かっていないし、そもそもその特性を薬などで治すことはできない。
治療的なアプローチとしては療育と言われる一人ひとりの特性に合わせた教育的方法をとる。
療育によって生活する上での本人の生きづらさを軽減させて、二次的な問題を減らすことが対応の基本とされている。
調べてみて自閉症には幅があるし、そもそも発達障害自体境界線はあいまいなんだろうと思う。
発達障害とされてる個人の特性は=性格であるって考え方にははっとさせられた。
こだわりが強かったり人付き合いが苦手だったりすることは誰にでもあるけど、性格を治せと言われてもなんか違くね?と思うし。
もしうちの子供が自閉症ですって診断された場合に、おれのその後の行動は変わるのか。
性格だと考えるなら本人のことを理解することが周りにできることだし、理解した上でこうした方がいいんじゃん?とか行動することは助けになるよね。
といっても本人も周りの人も大変な思いをすると思うし、なってみないとわからないんだけど。
綺麗事として、発達障害がある人にはその人のことを理解しましょう。とかこの場合はこうするとかって訳じゃなくて、
それは自閉症のあるなしに関わらずそうすべきだし、相手を理解することが人と暮らす上でなにより大切なことなのかもしれん。
理解が広がれば、特性があろうが無かろうが優しく共存できる気がする。
だから啓蒙デーがあるんだな。
すこしずつでもこういうなんとなくしか知らないことを深く理解できるようになりたいと思った。