じいちゃんの日記

何年か前に母方のじいちゃんが亡くなった。

 

小さい頃は、じいちゃんは静かで優しいっていうイメージだったけどばあちゃんとか母さんから話を聞く限りではちゃんと昭和の男性って感じだったな。

 

人によるけど、親族でも全然その人のこと知らないってことが多々ある。

 

じいちゃんがどういう考えだったのかっていうのを唯一知れた気がしたのが、遺品の中にあった日記。

達筆で結構マメに日記をつけてた。

 

こんな字なのかとか、じいちゃんから見た家族のこととか、色んな発見があったけど、何よりその人の歴史が文字で残っているのが貴重だと思った。

 

自分もじいちゃんも街に出たら景色の一部になるけど、やっぱり人それぞれ歴史がある。

日記っていう誰に見せるわけでもない文章が、ある程度の年月分記録されていくとそれはその人の史料になるし、その人特有の人生があったことを再認識させてくれた。

 

日記を続けられる人なんて存在するんだなあっていう凄みと、日記の積み重ねが伝記みたいになるのかっこいいなと思う。

 

今読んでる本にちょうど今日、

 

日記に無理して内面的なことを書こうと思わなくていい

客観的に見て起きたことを箇条書きとかでもいい

 

というようなことが書いてあって、日記のハードルを下げてちょっと深く考えたいことがあった日だけ文章書くくらいでいいのかも知れないと思った。

 

日記のことが書いてあってふと思い出したじいちゃんの日記でした。